小説のフォントの可読性

2024/03/02

雑記 - 創作関連

 あ、前の記事から1ヶ月以上経ってしまった。
 まあ、ね。年末年始は「本読みたい」スイッチが入って色々本を読んで。それから任天堂Switchで『風来のシレン6』が出ちゃったモンだから、Switch買って、ゲームに時間を使っているという。不思議のダンジョンシリーズは、やるのよ。スーパーファミコンの『トルネコの大冒険』以来、大好きだから。(もちろんドラゴンクエストもやる)

紙の本

 さて、本読みたい頃に文学フリマで購入した同人誌も読んだわけだが、その時に感じた事。
「フォントが主張しすぎて読みづらい」本があった。
 初めてよ、本を読んでて内容以前にフォントがうるさく感じたのは。
 紙の本、日本の小説なら表紙カバー等は別として、本文は縦書きで明朝体がほとんどだろう。今まで一般流通の本を読んでいて、その本文フォントをどうこうと気にした事は無い。出版社としては読んでもらう事、本が売れる事を前提だから、読みやすい、特徴の少ない明朝体を選んでいるのだろう。当然だ。
 だが今回のは同人誌(私家本)。私は印刷所に頼んだことが無いので、どういう入稿方法か知らないが、フォントはそれぞれ作者が(あるいは編集担当者が)選んでいるのだろう。
 とある1冊の合同誌の中で、数篇の本文フォントが違っていた。明朝体ではあるが、癖がある。ページをめくった時に、あれっフォント変わった? 読みずらい、と前のページに戻してみると作品でフォントが違っていたのだ。1冊の中で2種の本文フォント、あきらかに1種がフォントの主張が目障りで、内容以前に非常に読みにくかった。視界に入るフォントがうるさくて、文章に没頭しずらいのだ。
 実物をそのまま写真掲載するわけにはいかないので、フォントの雰囲気を似せてみたのが、下記の画像。私が読みやすく感じるのは游教科書体の方。なお文章は適当に私が書いたやつ。あなたはどちらが読みやすいですか?


 本文フォントが目にうるさい、なんて初めての経験であった。なるほどなぁ、本文を気にした事無かったけど、重要なんだと思ったわけ。とても勉強になった。
 なお他の同人誌のフォントは特に問題無く読めた。


電子書籍

 私は紙の本が好きなので、電子書籍は基本的に買わない(電書しかないマンガは買う)。買わないが、旧Twitterでリツートだったかで知り、ちょっと面白そうなアカウントがあってフォローしている。電子書籍のみのライトノベル出版社BookBaseを起こしたオタペン社長さん。想いが熱い。停滞しているラノベ(ライトノベル)業界に新風を入れたいと、電子書籍のみで発刊している。創作関連のツイートや、スペースで音声配信が面白いの。
 私はラノベは読んだことが無い。だが夢を語り、実現しようとする人は好きだ。創作論はラノベに限らず、共通事項でもあるわけで。
 で、彼の応援をしたいと思い、BookBaseで書籍を買おうと試し読みをしてみた。⋯⋯が、フォントが読みにくかったのだ。
 小説であるから縦書き・明朝体だが、フォントが太いんだよお! こんな太い明朝、本文で使わないでぇ、って感じだったのだ。そして文字色は黒100%、白字に太い明朝は目に痛い。結局、試し読みすらできなかった。
(フォントの太さや文字色については、スペース内で直接、オタペン社長ご本人に伝えて改善を希望した)
 原因としては、モニターで読むのが前提のせいだろうと思う。
 モニターの解像度的に、明朝体だと横軸が細くて可読性が低い。ゆえに太めのフォントを選んでいたのではないだろうか。(文字色に関しては、単純に濃いグレーの方が目に優しいのをご存知無いかたがウェブ作成されたんだろう)
 その後、今年になってWebサイトがリニューアルされ、だいぶ読みやすくなっている。フォントの問題は他の読者からも色々あったようだ。私的には、もちょっと癖の少ない明朝体の方がいいんだけど。


 というか、モニター上ではゴシック体の方が読みやすくないか? 横書きが基本のせいもあるが、検索エンジンやニュース記事やブログ等、たいてい細めのゴシック体じゃん?(英文で言えばセリフ体とサンセリフ体になるけど)
 だからこのブログもゴシック体なの。

 でも自分で紙の本を作るなら、縦書き・明朝体だよ。
 中断したままの二次小説、もちろん考えてるよ! 人物の環境設定変えると性格も変わる。性格変わると行動も変わる。冒頭の構成が上手くいかなくて、どーすっかなーと考えてて、ねえ。

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