今年になって、近所の本屋が閉店した。
残念である。やはり手近にある本屋は便利なのだ。次に近い本屋は全国チェーン店だが、マンガは売れ筋しか置いてない感じで、発売日に行っても「その本はあつかっていません」と言われたりする。ま、予約しておけばいいんだけど。その店は交通量の多い道路沿いで、駐車場への出入りがしづらい。も少し離れた、地元の大型店の方が行きやすい。
近所が閉店後、大型店でコミックスを購入したが、それでも私の手にした1冊しか配本されていなかった。え? 1冊だけ? と驚いて声に出すと、
「最近は、本当に配本が少ないんです」
と、書店員は答えた。棚に置かれた別のコミックスを指して、
「この本も、うちは30冊頼んだんですけど、10冊しか入らなくて。紙が手に入りにくいらしくて、冊数がすごく少ないんです。この前も営業さんが来て、そんな話をしてました」
紙の値段が上がっているらしい。私の買ったコミックス、都会なら平積みなのに、地方だと1冊しか入荷してなかったりするんだよ。人口の差による販売数の差でもあるわけだが。
「そーですか。予約しとかないとダメですねー。いやー、近所の本屋が閉店しちゃって」
そう口にすると、
「もしかして〇〇書店さんですか?」
と返ってきた。さすが、同業者の情報はあるんだな。
「こちらの続刊、予約されますか? 続きものでご予約承りますよ」
あら? 前の本屋ではそんな事、言われなかったな。毎回予約してた。じゃあお願いします、と以降の分も頼んでおく。きっと閉店した店の顧客が、この大型店にも来ているのだろうな。
今後の書店利用は、たとえ1冊でも入荷してくれてる大型店の方を使うようになるだろう。昔からマンガに力を入れてくれてるマニアックな地元チェーン店だからね。
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