41年前の同人誌を手に入れた

2025/03/13

ウラシマン関連

 我が手に、 41年前の同人誌が届いた。もちろんウラシマン関連である。再熱した2021年の夏以来、通販の「まんだらけ」で、ウラシマン系の同人誌を探すものの、在庫は無かった。とりあえず欲しいものをお知らせリストに登録しておいた。
 それから3年半が過ぎ⋯⋯メールが来たよ!

「お知らせリストに登録した商品が入荷いたしました」!!!

 いやぁ〜、なんせ古いからねー。あまり期待はしてなかったけど、待ったかいがあるね。速攻で、注文する。

 そして、届いた。届きましたよ! 41年前の二次創作の同人誌が!(奥付けが1984年3月)ウラシマン関連というか、ルードビッヒをテーマにした同人誌なのだ! 普段は別のアニメの二次創作を出しているようで、それの増刊としての扱いらしい。
 二次創作同人誌を買うのは初めてだよ。今まで購入したのはウラシマン研究本とか、マンガや文芸系もオリジナルの同人誌(自費出版)、それも最近の物ばかりだから。

届いた同人誌

 届いた本はB5サイズ、56ページ、オフセット印刷。うん、当時は印刷屋に頼むならオフセット印刷しかなかったね。
 一般流通してる本やオリジナルの同人誌なら本の表紙写真をここに載せるけど、なんたって古い、二次創作の同人誌だ。今さらに写真を掲載してもいいんだろうか、などと考え、やめておく。表紙はカッコいいルードビッヒだけどね。

 中を開くと⋯⋯文字は手書き! そうだねー、当時は手書きしかないよねー。ワープロ専用機はすでに存在はしていたけど、まだ企業でも行き渡ってないくらいの普及率で、個人で高額なワープロは所有してないもんな。
 内容は、小説書きとイラスト挿絵のおふたりの作品がメインで、他にゲストとして数名の方のイラストやマンガなどが掲載されている。当初、まんだらけの検索で該当本を見つけた際に、商品名に表示された作者の名前を検索したところ、現在はBL小説家であった。
 内容的に、しばし躊躇ちゅうちょしたが、ルードビッヒの魅力に勝てるわけもなく、とりあえず買ってみるか! の気分でお知らせリストに登録していたのだ。

 ドキドキしながら小説を読む。テレビ放送した終盤付近の内容を、小説に起こした感じ。⋯⋯で、途中に「やおい」があった。あ、やっぱあるのね。そのあたりは適当に目を滑らせる。私はそれには関心が無い。まあでも、こうしてルードビッヒで書いた物を読めるのは、うれしい。当時の熱気が伝わるようだ。
 短編のマンガでは、殺し屋エイズリーが出てたりして面白かった。たった1回の登場にかかわらず、エイズリーは非常に印象強く、魅力的だからね。パロディ的なマンガもスティンガーズが、わらわらしてて楽しい。

 そしてファンレターの宛先が、郵便局の私書箱だけど、実名フルネーム! インターネットなどはるか先、パソコン通信だって、まだ先。雑誌のペンフレンド募集欄には実名と住所が掲載されてる時代だもん。
 自分の住所を公にしたくないから私書箱利用でしょうが、宛名はペンネームで登録できなかったのかしら。企業なら「会社名 なんとかプレゼント係」とかになるじゃない。個人利用に仮名はダメだったのかなあ。

 などと考えたりしながら、大昔の同人誌を楽しんだ。なるほどねー、こんな感じが当時の二次創作なんだ。私はコミケや地方の同人誌即売会は知っていたし、知人のアニメ同人誌(ほぼイラスト)に少々関わった事はあるけど、当時は「好きなアニメの同人誌を探す」という発想が無かった。

 こんな古い本なのに保存状態は良い。既刊や新刊宣伝のためのチラシまで入ってた。前の所有者は終活で手放されたんですかね? 私も死んだら、ウラシマン関連の本やら何やら、みんな、まんだらけに売ってもらうようにするよ。
小説の匣

カテゴリ

My Accounts

Twitter     pixiv

protected by DMCA

SSL標準装備の無料メールフォーム作成・管理ツール|フォームメーラー

QooQ