文学フリマ東京37は熱かった

2023/11/17

雑記 - 創作関連

買った本

 11月11日、文学フリマ東京37に行ってみた。ここも行ってみたいと思っていた。
 今年は、ずいぶんと東京に行っている。新型コロナの行動制限中に自分が同人活動し始めたってのが大きいけど。
・8月 コミックマーケット102 有名なので説明不要だろう。入場者26万人、21,000サークル。
・9月 コミティア145 オリジナルマンガの展示即売会。4,165サークル、入場者数は各回個別の発表が無い。毎回1.5万人〜2.5万人だそうな。

 で、今回が文学フリマ。オリジナル文学作品の展示即売会。今回の東京37は1,843出店、一般来場者9,828人。
 いやね、文学作品だから地味目なイベントを想像してたんだな。会場は東京モノレールの「流通センター」駅からすぐの、東京流通センター 第一展示場・第二展示場。開場の40分前には着いてた。駅から出た時点で、人の多さに驚く。やはり開場前は、どのイベントも混むのかと。
 とりあえず、近くの喫煙所で一服。開場してしまえば人も減り、楽に入場できるのでは?と思ってみたりする。しかし、寒かった。その日は曇り。気温は平年より暖かいように感じていたが、冷たい風が体温を奪う。
 今年は気温の高すぎる秋なもんで、何を着て行こうかと考えたが、結局秋物コートにしていた。薄手だから、寒い。屋外スポーツをするわけじゃ無いので、天気予報でも風向きをチェックしていなかったのだ。
 そのまま時間を待つには無理と思い、ずらりと人の列が続く第二展示場の方に並ぶ。回る予定のサークルが主にこちらの方だったので。最後尾は、と歩くが、建物をぐるりと回ってもまだ見えない。裏の駐車場・搬入口まで列は伸びていた。ざっと見た所、500人くらいは並んでいたと思う。第一展示場も同程度だったろうか?
 搬入口は、換気のためか一部のスライドドアが開いていて、開場前の室内が見えていた。館内放送も聞こえる。じきに「来場者が多いため、予定より10分早めた開場といたします」のアナウンスが耳に入る。

入り口で、もらった

 主催者側の想定より、お客が来ていたという事だ。おかげであまり待つ事無く、入場できた。入り口で協賛の「pixiv小説」の買い物バッグ(これは買い物時に重宝した)と、イベントカタログをもらう。pixivには何度か課金している身の上なので、うむ、納得の気が。
 文学フリマは公式サイトのWebカタログだけで、会場でペーパーカタログがもらえると思っておらず、ちょっと拍子抜け。会場地図など、プリントアウトしてきたのに。まあ、事前にチェックしておいた方が当日楽ではある。あらかじめ印を付けておいた会場地図を手に、目指すサークルを回る。

 今回の目的は「学生サークルの小説」。今後書く予定のオリジナル小説で、文学青年崩れを登場人物にしたいので、その参考に。高校生とか大学生とかが、どんな文章を書いているのか興味がある。
 素人小説はネット上にいくらもあるが、作者の年齢は大抵の場合、わからない。そして作品公開の敷居が低いために、玉石混合すぎて参考にならない。行頭1マス開けるとか、句読点を打つとかの基本的な事さえも出来ていないのは勘弁だ。あと、1文ごとに改行するのもね。モニター上で読む以上、読みやすさを考えての空き行はわかるけど、不必要に空き行ばかりもストレス溜まりすぎる。
 リアルな紙本で、参加費も払っての出店なら、石より玉が多いのではないか。そう思って、文学フリマなのだ。そして参加サークルの説明文に〇〇大学などとあれば、確実に購入したい。

 大学等の文芸部が出しているブースを回った。売り子の人に所属サークルの話など尋ねてもみる。熱心に答えてくれる人もいたし、話が苦手そうな人もいた。年季の入ったOBの方とかもいたけど、まあそれはそれで。応対してくれた人、ありがとう。色々参考になったし、楽しかった。
 それにしても、印刷・製本すごいな! コピー誌もあったけど、まるで一般書店に並んでいるかのような文庫本とか。個人の本で、あんなにきれいに出来るんだ。感心してしまう。
 自分の目的が「学生文芸部の雰囲気を知りたい」なので、内容までじっくり読んだわけで無く、パラパラとページをめくって、問題無ければ購入してみた。
 ちょっと小さいなーと思える文字でも可としたが、これは無理、の小さな文字は遠慮した。老眼にはつらいのだよ。詩のように行間が広すぎる小説は、読みながらストレス溜まりそうなので、これもパス。
 購入したのは11冊、と思ったけど、あと2冊あった。値段は500円が多かった。コピー誌だと200円とか。1冊1000円のもある。だから6000円以上かな。ま、あとは交通費ね。

買った本

 資料のための支出だが、そんなもんだろう。私が書くのは趣味。趣味にはお金がかかるもんだ。久しぶりにオリジナルを書こうと思っているわけだから、いい加減な設定にはしたくない。
 これから時間を見つけて読むんだが、1冊、奥付けが無いのがあった。販売する以上、奥付けはちゃんと入れようよ。あと⋯⋯ペンネーム、難読漢字で読めないのがある(笑) 何と読めばいいのだろう。ふりがな付けがカッコ悪いなら、ローマ字表記、小さく入れてはどうかな?

 私は小説目当てだったが、他にもノンフィクション・詩・評論・俳句・短歌・川柳・イラスト・写真もある。
 若い人、多かったな。文学系なんで、もっと年齢層が高いかと思ってたんだ。なかなかに楽しい経験。昼食食べてから第一展示場へ足を運んだが、こちらはもう、人いきれでか、会場内が暑い。コートを脱いだよ。出版不況と言われながらも、文学に情熱のある人たちで、熱いイベントなのだ。
 印刷会社のブースもいくつかあって(コミケやコミティアの時、回るの忘れた)、小さな細長い紙の見本帖とか無料でもらえた。料金表もね。そのうち自分用に同人誌作りたいから参考になる。
 コミケ、コミティア、文学フリマ、とりあえず有名どころの同人誌即売会に行ってみた、というのが今年である。

小説の匣

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