「青池保子原画展」に行く

2022/11/05

雑記 - ただの、つぶやき

 東京都吉祥寺で開催中の「青池保子原画展」に行ってきた。そう、私が昔からのファンである少女マンガ家の大御所である。このブログでも 美形悪役が好きだ:「エル・アルコン -鷹-」ティリアン 1 等でも熱く語ったように、彼女の描く世界に魅了されてきた。
 当然「青池保子公式サイト Land haus」も、RSS配信しているので更新した際には通知が来るように設定している。(でもウェブサイトがSSL化されてないのは気になる。メンテナンスの人に設定してもらおうよ、センセ)

 そして先月、更新の時に知った原画展&サイン会のおしらせ。おおっ! やるんだ! 東京か、行くぜい!「総特集 青池保子」という本の出版記念として開催されるようだ。画業60年(!) で東京での原画展は初めてだそうな。出版される本を予約しようとe-honで探したが、その時点ではまだ検索にヒットせず。そうこうする内に、Twitterで原画展の話が流れてきた。
 原画展の場所と、サイン会は申し込みで抽選。抽選か、当たらないだろーなーと思いつつも応募。結果、予想どおり落選。まあ、いいよ。
 開催期間が短いので、どの日に行くか考える。Twitterの情報では様々なグッズ類もあるようで、終わりの方だと売り切れてるかもしれない。(そう、美術展の期間終了近くだとグッズは色々と売り切れだった経験が)土日などは30分の入れ替え制。うーん、平日にするか。
 で、10月2日(水)に行く。3日の祝日だと、おそらくは混むだろうし、きっと売り切れグッズもあるだろう。開催場所は吉祥寺駅からほど近く、商店街を抜けて少しのわかりやすい場所であった。

原画展外観

 入場無料という事なので、想像したくらいの小さなギャラリー。しかし想像できないほどの、カラー原稿のすごさ! 生で見ると印刷とは全然違う! とにかく細かい! レース模様やら鎖帷子やら髪の毛のおくれ毛まで、なんって緻密! 印刷では気づかない細かさ。
 少女マンガでありながら、そもそも女っけの無い、無骨な男ばかりの物語を多く描いてきた青池さんだが、いや、あのカラー原稿は「THE 少女マンガ」ですよ!
 こんな細い線、どうやったら描けるんだーと見入ってしまった。何時間かかるんだろう。
 グッズ類は、すでにエロイカのジェイムズくんの物が売り切れであった。定番のクリアファイルの他、ポーチやアクリルスタンド、アクリルキーホルダー、手拭い、缶バッジ等々。青池さんの直筆サイン入り複製版画もある。版画はとても良く出来ていたので、何の技法だろうとスタッフの人に尋ねてみたが、分からなかった。
 家に帰ってから「複製版画」を調べたが、写真製版で版を起こし、リトグラフやスクリーンプリント技法などで印刷した物のようだ。

 店内にはグッズの他に前述の本や、関連のマンガ家さんの本もあった。ゴッソリとグッズを購入される女性達の中、私は本とクリアファイル3枚を購入。もちろんティリアンと、他にZとドン・ペドロである。「アルカサル -王城-」はスペクタルな歴史物だけど、ある意味、女性も多く絡んできて、楽しい。ドン・ペドロとマリアの恋も楽しいが、ブランシュ姫のメロドラマや、マリアと愛妾アルドンサのバチバチとか、寵姫ファーヒタの話とか。ある意味、とても少女マンガ。いや、レディースかな?  女好きの人間くさいドン・ペドロも好きだわ。
 伯爵・少佐も好きだけど、クリアファイルはまあ別にいいかと。「推しの物は全部買う」って人は多いが、私はそうではないので。実用性のあるクリアファイル(笑) 作家は作品が全てだと思ってる。複製版画はティリアンもあったけど、ドン・ペドロのが一番良かったな。買って無いけど。

原画展にて購入

 この日は他に上野の国立博物館の国宝展にも行きたかったが、前日調べたら残念ながらチケットは予約制、すでに完売。当日券は無し。どうしようかと思い、東京駅近くの三菱一号館美術館の「Café 1894」に行く。行ってみたかったんだよね、おしゃれなミュージアム・カフェ。優雅な気分に浸りたい思いがあったので。

Café 1894

 開催中の「ヴァロットン-黒と白」に合わせたメニューがあり、美味しそうだったのでコーヒーにバニラアイスが乗ったBlack Vanilla を注文。ノンアルコールもあるが、も・ち・ろ・ん、アルコール入りで。

黒と白

 大変美味しい! アルコールはアイリッシュ・ミストあたりかなぁと思いながら飲む。味わい的にアイリッシュ・コーヒーだったので。展覧会のタイアップメニューなので、ペーパーコースターも別にもらえた。ただ、すでに1口2口飲んだ後にペーパーコースターが来たので、上記写真は合成してる。会計の時に何の酒か聞いたらコーヒーリキュールだそうだ。ボルス、だったと思う。
 美味しく優雅に飲んだ後は、さっさと帰路へ。何ていうか、素晴らしい原画を見て、早く家に帰りたかった。自分のイラストを直したかったの! そもそも今月はすでにpixivにupしたイラスト等を直して再投稿したくて、有料会員の手続きはしてあった。それに更に火を付けるかのような青池さんの原画が、気持ちをせかすのよ。

 とはいえ、家に戻ってまずは本を読む。おおお! ロング・インタビュー! 「ティリアン事変」だなんて、笑えた。大満足の1冊。
 そしてその後は、ひたすらパソコンに向かい、自分の絵を修正し続けるのだ。あと何枚かな。

PVアクセスランキング にほんブログ村     ブログランキング・にほんブログ村へ

小説の匣

カテゴリ

My Accounts

Twitter     pixiv

protected by DMCA

SSL標準装備の無料メールフォーム作成・管理ツール|フォームメーラー

QooQ