Rock'n Cop とか Super Durand とか

2022/04/16

ウラシマン関連

「未来警察ウラシマン」のルードビッヒに再びハマってから、作品への感想や考察のページを検索しまくって、読んでいたのは去年の夏。気に入ったページはブックマークして、今でもたまに読んでは「うん、うん」とモニター前で作者の文章にうなずいては、心を癒している。それでも満足できなくて、自分で書いて、このブログ。
 書いた物をpixivに掲載しないで、ブログにしたのは自分の都合。だって、全年齢向けじゃないから。かといってR18にカテゴリするのも嫌だ。そこまでの表現はしてないし。

 でもまだ足りない! しつこくネット検索してみるわけ。何か、何か、欲しいのよー。だってpixivでもウラシマンの二次小説って、ほんのわずか。誰か、何か、書いてないの? 何か話が読みたいのよお!
 1983年の古いアニメだし、インターネットが普及し出したのは2000年以降で、時代が悪かった。当時なら色々と同人誌があったかもしれないが。

(あ、もちろんアニメ監督の大野和寿さんが趣味で製作し、2021年冬のコミケで頒布、その後再販した、ウラシマンの49話限定の研究同人誌は手に入れております)

ウラシマン研究同人誌

 そしてついに海外サイトも漁り、わずか3作品の二次小説を自動翻訳で読んでみるが、望むような内容ではなかった(未完の作品は残念)。

 さて最近では外国映画は声を吹き替えている物がそこそこあるが、私は字幕派。やはり、役者本人の声で聞きたい。字幕はある意味、意訳になってしまう事もあるけど、それでも本人の声がいい。
 映画館はともかく、テレビ放送の場合は、まぁ日本語に吹き替えだよね。役者のイメージと違うわ!って事もままあるんだが。これと同じ事が日本のアニメーションを海外輸出した場合も当てはまるわけで。塩沢さんあってのルードビッヒだし、北浜さんあってのミレーヌなんだが、まあ仕方ない。

 Wikipediaの外国語版を見てみる。日本語版の「未来警察ウラシマン」の内容が正しいとすれば、アニメに先駆けてマンガ連載が始まっているそうだ。そのせいでか海外版のそれを見ると「マンガが先にあり、アニメ化された」との表記になっている。キャラクターの名前が、それぞれに変更しているのは発音的に仕方無いと思う。
 ドイツでも放送されたというので最初はそちらを。

ドイツ語版 Rock’n Cop (ロックン・コップ)

 ウラシマ・リュウは「リコ・ウラシマン」、でも権藤警部は「Dr. Gondo」なぜDr.になるんだ?
 キャラ説明で、ルードビッヒは「フラーの右腕として活躍するが、後にフラーの座を奪う」、ミレーヌは「ケチのつけようがない、実力派ファイター」いいね! 
 このRock'n Copはドイツ語板の他、スウェーデン語版、フィンランド版放送のベースになっているらしく、BGMはSaban Entertainment(サバン・エンターテイメント)によって新たに作曲されてるらしい。えっ、どーゆー曲になってんの? 「Crystal Knights NECRIME」はどーなってんの? あふれる欲望のために、申し訳ない、YouTubeで(たぶん)非公式にアップされているドイツ語版を観た。
 あああああ、違う! すべてのBGMが違い過ぎる! 原曲に歌詞だけドイツ語に変えた物ではなく、まるで違う曲になっとる!作品の雰囲気が違って見える。さびしー。オープニング曲は変わっているだろうが、明確にフルバージョンで聞けるのが無かった。最初にチラッとだけ残ってる動画があったが、やはり原曲では無かった。

 次、ジャポニスム文化があり、日本のアニメ・マンガが人気のフランス。

フランス語版 Super Durand (スーパー・デュラン)

 フランスの他、カナダでも放送されたようだ。主人公の名前がスーパー・デュランと名付けられ、そのままズバリのタイトル。オープニング曲はフランス語の歌だが、曲はサバン版とは違ってた。なおエンディング映像はあるものの、オープニング曲を再び使用していた。
 本編はサバン版と違って、日本語を含まないBGMは作内で使用されているのが、せめてもの救い。
 が! ぜんぜん救われないのが、なんと26話で放送終了してる事! ちょっと待てや。打ち切り? 物語、完結してないじゃん。後半の面白い部分が抜けてるじゃん。フランス版のamazonで見ても、販売されてるDVD、全26話だよ。うわーあああ。
ボランティアが運営するフランスのウェブサイト PLANETE JEUNESSE
「フランスではこのシリーズはあまり知られていません」、そりゃそーでしょーね。完結まで放送されてないんだもん。

 北米最大規模のアニメ紹介サイトANIME NEWS NETWORK   の   ウラシマンの項によれば、フランス語版は1986年、サバン版ドイツ語は1991年に放送とある。

イタリア語版 Ryo, un ragazzo contro un impero(リョウ、帝国に立ち向かう少年)

 1996年からイタリアで放送。YouTubeで探したら、オープニング曲に笑った、いい意味で。ビートが効いてて子供たちのバックコーラスもあり、古き良き時代を思わせる仕上がりで、これはこれでいいね。ウラシマンの雰囲気、出てる。
 なんと、‎Apple Musicで配信してたよ! 単純にリンクを開こうとするとApple Musicのアプリが起動しちゃうので、新しいタブで開く、にして。Preview(試聴)できるので、ぜひ。歌詞の内容は「過去は忘れたけど新しい未来、帝国と戦って自由を手にしろ」みたいな感じ。歌手はMarco Destroさん。Cristina D'Avena e i tuoi Amici in Tv Reloaded(クリスティナ・ダヴェーナとあなたの仲間たち in TVリローデッド)という5枚組アルバムのディスク2の9曲目に入ってる。子供向けのアルバムだね。
 イタリアという国自体が、古くから様々な他国からの干渉を経て、混乱の後に第二次対戦後、現在の形になったわけだから、なんか納得できる歌詞ではある。
 本編はリョウ(リュウ)の声がオリジナルの小林さんに近い感じで、いい。サバン版がベースなので、BGMは別の曲だけど。

 参考に視聴したYouTube動画は非公式だと思うので、リンクはしない。興味のある方は探してみてね。

 スペインではPoli Rockero(ロック・コップ)、フィンランドはRocki-kyttä(ロッキー・コップ)のタイトルだが、Wikipediaでは見つからなかった。
サバン版はアメリカにも進出しようとしたようだが、結局アメリカでの放送は無かったようだ。ウェブアーカイブ

 色々調べる内に、ドイツ語のテレビ番組のコメント欄を見つけ、ウラシマンの感想を読んで、心を癒したりする。そこそこの数の感想があったりして、うれしい。でも、彼らが見ていたアニメと、私が見ていたアニメは違うんだよね。吹き替えはともかく、曲まで。気持ちは複雑だが、まあ、うれしい事に変わりはない。

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