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あとがき

2025/08/13

 今まで書いた中で、一番、二次小説ぽくない話。前の作品で設定した過去話を書いておきたかった。ストーリーは単純。書いてて、これ面白いのかなー? と思えども、私が書いてみたかったんだからいいのよ、自分のための同人小説なんだから。

 作中の2冊のミステリーは創作なので実在しない(モデルはあるけど)。映画の方はリアルにある。『男と女』が古すぎるので、新し目のを探して見つけたのが『パリ、嘘つきな恋』2018年、面白かった。同時に、日本ではこういった映画は作られないだろうなーと思う。車椅子ユーザーがとても自然に、社会の中にいる。
 身体障害者の性についての質問まで含め、アムールは性を抜きには語れないのだ。ヒロインは美女ではないが、非常に魅力的。ヒーローがお金持ちなのは、まぁ、そこはそれ、夢を見てくれ。

 さて、グラン・パリ計画(La Métropole du Grand Paris)が始まったのは2007年だが、公共交通の整備はメトロの延伸や新交通システムは2016年から始まり、資金繰りに問題がなければ2030年ごろに完成する予定だけど、きっと新型コロナで計画は遅れてるんじゃないかな。
 実際には周囲の地方自治体を含んだ経済圏・都市機能を拡張・強化する計画。でもこの小説内ではそれによってパリ市を大きくした。なぜって、工業団地が可能な土地は現在のパリにはありえないから。ネオトキオだって、やったら広いじゃん? 東京のどこに荒野があるんじゃ。
 

タバコの中立パッケージ

 なおフランスのタバコは、すでに2017年1月から中立パッケージに変更されている。
 すべてのタバコのパッケージを統一し、規定のロゴなどを一切掲載しない。パッケージには「喫煙は人を殺す(Fumer tue.)」などの、かなり強い口調のフレーズが大きな文字で表示されている。同時に目を背けたくなるような、喫煙による病気の症例画像も印刷されている。商品を区別するブランド名は、無地の背景に標準的なフォントで小さくあるのみ。
 こんな事になるなんて、1980年代には考えもしてないでしょーね。

 私は長年のスモーカーだが、ジタンは吸った事がない。あれ、ちょいと高価なんだよね。書くにあたって買ってみようと思ったら、日本では2023年で販売終了してた。タバコは国によって銘柄に微妙に違いがあったりする。ジタンのパッケージ年代別
 キャメル・シルバー、日本での販売は無いけど、フランスにはあったよ。


わかりそうで、わからない役所

 とにかくパリ市の役所の事を調べるのに難儀した。パリはフランスの首都ではあるが県が設置されていない。パリ市が市町村に相当するコミューンと県の機能を付与されている。市下の20の区に一定の自治権がある。イメージ的には東京都を想像した。
 パリ市庁舎は観光地としての情報は山ほどあるが、実態の行政組織としての詳細がわからない。内部にパリ評議会の議事堂やらありはするが、職員の働く部署がどこにどうあるのか、わからない。公式ウェブサイトを見ても、不明。これはテロリストを警戒してのセキュリティとしてかもしれないが。
 試しに東京都庁を調べたが、部署名とメールアドレスと電話番号は掲載してあった。でもどの庁舎のどこにあるのかは不明。
 考えてみれば自分が東京都に住んでいた時だって、生活に必要な役所の手続きは区役所で済み、東京都庁へ行く必要は無かったもんな。一般市民なら知る必要が無い情報、と考えられてもおかしくはない。だから役所関係についての設定は、すべて想像。

カメラについては、ぼやかした

 微妙、微妙なんだよ、カメラは! 1983放送のアニメなら、制作中は1982年。その頃だと
電子スチルカメラがギリギリ。デジタルカメラ以前。なわけで、どんなカメラなのかは書けなかった。

 ジェロームが貸しロッカーの店を調べるのに使った情報端末、ミニテル(Minitel)。サービスについて細かい描写は省いたけど、1980年代から2000年代初頭までフランスで非常に発達した、電話回線を利用したオンライン情報サービス。
 ディスプレイとキーボードで構成された据え置き型の端末。パソコン通信以前だね。1995年が最盛期、端末は900万台、利用者数は2,500万人。サイト数は26,000だって。知らなかった。そんなのあったんだ。パソコン通信同様、インターネットの普及により衰退してくんだけど。

とりあえず、終わった!

 おかしい、こんなに長い話になるとは思わなかった。400字詰めで230枚超えてしまった。世界観の説明が長くなっちゃうんだよ。あと今回は記事サムネイルのイラストを毎回描くのがキツかった。自分で決めた事とはいえ、毎週が8月31日の気分だよ。
 まあいい。とにかく書きたいと思った話は書けた。これにて終了。あとはおまけマンガ描いて、本を作ろう! 自分のための本を!
 でもまずは、テレビゲームで遊んでぼーっとしたいね。
小説の匣

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